17Q’s– 株式会社ホーミッシュ 石田陽子社長

株式会社ホーミッシュ 石田陽子社長

プロフィール

   1.起業するまでの経緯をお聞かせください？お母様がエステ業界でお仕事をされていたようですが。

そうですね、エステの仕事をしているのは母の影響が大きいです。それから私自身が肌荒れで悩んだ経験が関係しています。両親は私が生まれた年(1982年)に美容院を開業して、途中からエステ業界に興味を持ちこの業界に進んでいきました。私も母と同じく学生の時に美容師免許を取得しました。東京の専門学校に通いました。その後、美容院に勤めて美容師をしていたのですが、手荒れが酷くて。。。手荒れで美容師を辞めて、治してまた美容師をして、また手荒れで辞めて、、、という繰返しが4~5年続きました。こんな状態だと私は美容師をやっていくのは厳しいなと感じていました。そんな時に母が美容とエステをやっていたので相談したところ、エステに興味が出てやってみようと思ったんです。それが25才の時です。

ところが、エステティックに転向してみれば、今度は顔の肌荒れを起こたんです。美容師時代は手荒れで、エステでは肌荒れです・・・

その時、使用している化粧品が原因ではないかと疑問を抱き、母に相談したところ、「複合汚染」という本を進められました。読んでみると、界面活性剤や保存料などが人体に及ぼす悪影響に警鐘を鳴らす内容でした。これがきっかけで本当に良い化粧品は何なのか？ということを１から勉強することになったんです。母も私も肌が敏感で、親子でほとんどのトラブルは経験しつくしてきたと思います。

その後10年間ほど表参道でエステサロンとスクール運営と化粧品の販売を続け、皮膚科学や化粧品に関する知見を積み上げてきました。その中で、健康美をすべての方に届けたいという想いを同じにしてくださるエステティシャンや美容師の皆様と共に、化粧品の開発を進めてきました。最終的にエステサロンを支援する仕事をメインでやりたいと思い2018年6月に今の会社を立ち上げました。

   2.なぜ支援する立場を選んだのですか？

エステの先生がお客さんを支援しているのなら、エステの先生を支える人がいてもいいのでは！？と考えたからです。そうすれば最終的にエステサロンに来るお客さんに満足していただける事につながりますよね。なぜそう考えるようになったかというと、自分でエステサロンとスクール両方の運営を経験したからです。エステではお客さんの意見を聞きます、そしてスクールではエステの先生からサロンの運営状況を聞きます。だから両方の気持ちがわかるんです。お客さんは良いエステサロンに通いたいを思っていて、エステの先生は思うように売上が上がらない、忙しくて時間がない、疲れてる、などのお悩みを抱えています。この二つを解決するにはエステの先生を支援することなんです。さらに、私が一人でサロンをやっていたとしたら300人くらいのお客さんを抱えたら限界ですが、先生を支援すればその人たちがそれぞれ300人のお客さんにエステをやってあげることができます。そうすればより多くにお客さんが幸せになれるのではないかと思っています。だから私達の仲間のサロンに多くのお客さんに来ていただきたいです。

   3.会社名の由来は？

ホーム(Home)とウイッシュ（Wish）を掛け合わせた造語で、家庭の願いを叶える会社という意味です。社会の最小単位である家庭が幸せならば、それが積み重なって社会全体が幸せになるのではないかという思いを込めてこの名前にしました。では、家庭の幸せは何で実現するのかというと母親の笑顔だと思っています。女性が笑顔でいられる時というのは自分に自信があってイキイキしている時です。エステを通じてそんな女性が増えるようにエステサロンさんを応援していきたいです。

   4.支援といっても集客、売上、手技、接客面など色々は要素がありますがどこの部分を一番力を入れていますか？

売上面ですね。特に重視しているのは１度来たお客さまが「もう一度くる/お友達を連れてくる/商品を買う」という状態になるサポートです。「新規をお客様をたくさん集客する」というような事は正直弱いのですが、一度来たお客様を生涯顧客にしていくノウハウには自信があります。

   5.自社化粧品「パームニティ」についてお聞かせください。

サロンには様々なお悩みや年代のお客様がいらっしゃって、敏感肌の人やエイジングケアをしたい人、20代から60代までたくさんの人がいます。そんな中でそれぞれのケアで使う化粧品が別れているとたくさんの商品を揃えないといけないので在庫リスクが高くなってしまうんです。だからうちの会社ではどんな人でも使える化粧品を作っています。在庫をいかに減らすのかというのは重要な課題です。お悩み別、年齢別の化粧品を多数揃える事は一見お客様の為になっているように見えるのですが、サロンが在庫で倒れてしまっては意味がありません。サロンのお客様にとってはお気に入りのサロンがずっと存在する事の方が大事なんです。では、どんな人でも使える化粧品はどんなのかというと、皮膚の構造の理屈に適っているという事です。皮膚に特化すれば全てが解決するんですよ。なぜなら、皮膚の構造は若くてもおばあちゃんでも同じだから。皮膚の構造を理解した化粧品であれば敏感肌からエイジングケアまで同じアプローチでいけます。

   6.「インナーセル」についてお聞かせください？

「インナーセル」はパームニティを使った施術名です。なぜ化粧品名を前面に出していないかと言うと、私たちはエステサロンを支援する会社であって化粧品メーカーではないからです。だから化粧品が売りたいのではなくて「インナーセル」をサロンさんに導入していただいて収益をあげるサポートがしたいんです。だから、「パームニティー」はサロンさんにしか販売しません。ユーザーがネットで買ったりできないように管理していています。取り扱っているサロンに行かないと買えない仕組みにしています。そうしないと先ほど話した「もう一度くる/お友達を連れてくる/商品を買う」の「商品を買う」の部分のサポートができないからです。

   7.今まで仕事をしてきて一番嬉しかった事は？

「小さな時間で大きな利益になりました」って言われて時ですね。それを目指していきたいといつも思っていますから。「インナーセル」を導入して営業時間が短くなって、単価が上がり、さらに商品も売れて利益が大きくなったというサロンさんがいました。。商品販売ってすごい力があるんですよ。

   ８.御社の支援を受けると効果やメリットが出やすいエステサロンさんは？

すごく努力をしているのにあまり結果が出せていないなと思っているエステサロンさんです。特に運営の構造が問題で結果が出せていない人はうまくいくと思います。

   9.今後の展望は？

日本全国にエリアを作りたいです！「インナーセル」を導入して一緒に広めてくれる仲間を募集中です！

   10.こだわりの健康法または美容法はありますか？

毎日ごはんを２合よく噛んで食べる事ですね。噛む事ってすごく深くて、食べ物は体の中に入ったら自律神経が自動的に消化していきますけど唯一自分で消化の手助けをできるのが噛むことなんです。噛む事で全ての分泌液が出るんです。噛まないで飲み込んじゃダメです！２合は日本健康食育協会が推奨している量だからです。

   11.マイブームはなんですか？仕事と関係ないことでもいいです。

教育システムですかね。自分の子どもの事ではなくて社会全体の中の教育です。お金がないといい教育が受けられないとか、教育にIT化が進んで人が介在しなくなったらどうなるのか、結果どんな人が育つのか？とか最近よく考えています・今の会社の仕事をやりきったら教育産業にいきたいなとか思ってるくらい（笑）

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